「子育て家庭訪問インターンシップ」学生研修交流会


平成29年4月22日(日)13:00~15:00松山東雲女子大学・松山東雲短期大学(本4-3)にて、「子育て家庭訪問インターンシップ」学生研修交流会を開催いたしました。

松山東雲女子大学の西村浩子先生より、子育て家庭訪問インターンシッププログラムの趣旨と本日の研修の目的をご説明いただきました。また、今年度、この事業に関わる東雲サイドの先生方、事務方、ワークライフ・コラボのスタッフが自己紹介をして研修交流会がスタートしました。

 

まず、ワークライフ・コラボより学生のみなさんへ

①「子育て家庭訪問インターンシップ」にかかる秘密情報の取り扱いを記した誓約書の説明(その後署名をいただく)

②「子育て家庭訪問インターンシップ」全体の大まかな流れの確認と注意事項の説明

③社会・行政の取組み:

【女性の労働に関わる法律】に関しては堀田より、

〇太平洋戦争後の高度経済成長期に、男性は仕事・女性は家庭=専業主婦価値という観が定着したが、時代を経て1996年頃を境に共働き世帯が片働きを上回り、この5.60年で女性の労働(世の中)が変化したこと

〇労働者をとりまく環境や役割の変化から様々な両立支援の法律が整備されたこと

〇しかし、親世代(4.50代)の常識と現状にはかい離があること

などを、統計や調査結果を元にお伝えしました。

④企業の取組み:愛媛県内企業のワークライフバランスの取組み事例(3社)

以上4項目、インターンシップの流れと、仕事と子育ての両立支援を目的とした社会・行政と企業の取組みを解説いたしました。

 

続いて、松山東雲短期大学・鈴木先生の指導により、子育て家庭を訪問した際のコミュニケーションの不安に思っていること共有するグループワークを行いました。

学生のみなさんが付箋紙に思い思い書き出した後、テーマごとに項目を分け、その不安に対する具体的な解決策を学生同士意見を交わしながら書き加えました。

最後にまとめとして各グループ代表者が発表しました。

【不安なこと】

・子どもとの会話の始め方、泣いた時の言葉のかけ方

・ご夫婦とのコミュニケーションの取り方、どこまで家庭に踏み込んでいいのかわからない。

【家庭への質問事項】

子どもとのかかわりについて

・子育てをしながら自分の時間をつくれるのか

・子どもと関わる時間はどうやって作っているのか

・子育てで悩んだときは誰に相談しているのか

家庭(ご夫婦)について 

・共働き家庭になった理由はなぜか

・仕事をしながらの子育てにストレスを感じたことはあるか

・家庭内の役割(家事・子育て)分担はどのようにわけているのか

・共働きをしてよかったことはなにか              以上(抜粋)

 

 今回の「子育て家庭訪問インターンシップ」学生研修交流会では、学生が自分の将来を描くとき、ワークライフバランスの重要性を理解した上インターンシップに参加できるよう、各々の目的に応じた事前準備と目標の意識づけを行いました。また、インターンシップの流れを具体的にイメージするとともに、仲間との意見交換で、課題や目的を明確にし、お互いの交流を深めることができました。

 

学生「顔合わせ交流会レポート」より

・このインターンシップが不安だったが、グループのメンバーが自分と同じ不安を抱え同じ気持ちだったので安心した。その中から質問内容などメンバーと答えを見つけることができてよかった。

・女性に関する法律や社会の現状や問題を知ることができてよかった。

・ほかの人達と意見交換することで不安が解消できた。

・社会全体が女性に対する働くことへの意識が変わっていることにとても喜びを感じた。将来共働きしといと思っているので、様々な制度を活用したいと思う。

・働くことへ意欲を持つことができた。

などの感想がありました。